本研究所について

[お知らせ] 2008-10-03 14:36:47

情報社会を構想する研究所

情報社会学研究所は、アカデミックな研究・教育と社会的な実践を通じて、日本の情報社会の発展に貢献するとともに、活動成果を広く社会にアピールすることを目的に設立された多摩大学の付置研究所です。

本研究所を主催する公文俊平所長は、東京大学教養学部在職中から日本の情報社会研究の第一人者として、国内外に幅広い研究者のネットワークをもち、独立採算の研究所の経営に手腕を奮うと同時に、産・官・学・NPOが協力して日本の情報化を推進する実践活動を幅広く推進してきました。

本研究所は、情報社会を対象とする総合的な社会科学のディシプリンとして、「情報社会学」の調査研究と出版を進めながら、21世紀の新しい社会科学の研究と実践活動の先進例(「智業」)となることを目指しています。

情報社会学の取り組み

「情報社会学」とは、近代社会の成熟局面にあたる情報社会の諸側面を、包括的に研究する学問です。私たちの先学であり、また師でもあった村上泰亮教授(東京大学教養学部相関社会学)は、産業社会を包括的に研究する「産業社会・学」の展開をライフワークとしました。私たちは村上に倣い、情報社会について同様な試みを行っています。

  1. 情報社会を産業化、近代化、国民国家化といった長期的な趨勢の中で位置付ける段階論や局面論
  2. グローバルなネットワークに生ずる自己組織的なパタンなどに関する社会システム論研究
  3. 情報社会における社会的知識生産論、流通、消費論とその社会的な影響

投稿者 : 多摩大学情報社会学研究所事務局

主な著作など

[会津泉] 2008-09-30 10:00:00

●著 書 『はじめてのあっぷる』(共著・小学館1984年)

『アメリカにおけるパソコンネットワ-ク実態調査報告書』(ネットワ-キングデザイン研究所1985年)

『パソコンネットワ-ク革命』(日本経済新聞社1986年)

『進化するネットワーク』(NTT出版1994年)

『入門インターネット・ビジネス』(共編著・日本経済新聞社1996年)

『アジアからのネット革命』(岩波書店 2001年)

『インターネットガバナンス 理念と現実』(NTT出版2004年)

●共著 「インターネットの国際政治・経済的意味と途上国へのインパクト インターネット・ガバナンスをめぐる考察」(北村かよ子編『情報化の進展とアジア諸国の対応』アジア経済研究所2000年)

「インターネットで多元主義は可能か」(林紘一郎・牧野二郎・村井純監修『IT2001なにが問題か』岩波書店2000年)

「グローバルなインターネットとグローバルなルール」安田浩編『爆発するインターネット』オーム社2001年)

「インターネット 小国の生き残り作戦として」(田村慶子編著『シンガポールを知るための60章』明石書店2001年)

「インターネットのグローバル・ガバナンス」(高橋徹・永田守男・安田浩編『次代のIT戦略 改革のためのサイバーガバナンス』日本経済評論社2002年)

「情報化時代のガバナンス」(原田泉・山内康英編著『ネット戦争 サイバー空間の国際秩序』NTT出版2007年)

●訳 書 『ユーザーマニュアル執筆ガイド』(Brad McGhee ・共訳・日経BP社1984年)

『スカリ-』(John Sculley 早川書房1988年)

『ネットワ-ルド』(Albert Bressand 東洋経済新報社1991年)

『バーチャル・コミュニティ』(Howard Rheingold 三田出版会1995年)

『スマートモブズ』(Howard Rheingold NTT出版2003年8月刊・共訳)

●英文著作・論文 "Co-emulation: The Case for a Global HyperNetwork Society" in Global Networks, Shumpei Kumon and Izumi Aizu(MIT PRESS 1994)

"Not problems, opportunities", An interview with NTT President Masashi Kojima, WIRED, Dec. 1994

"The Emergence of Netizens: The Cultural Impact of Network Evolution in Japan", NIRA Review, Fall 1995.

“Ensuring a Truly Global Policy-Making Process”, “OnTheInternet”, newsletter by Internet Society, July 29, 2000

“Why Asians Should Join The Domain-Name Fray”, “THE WALL STREET JOURNAL”, Feb 28, 2000 

A proposal to Downsize and Restructure ICANN, April 29, 2002 ”A Comparative Study of Broadband in Asia: Deployment and Policy” A Discussion Paper, 2002

“Japan” Chapter in Digital Review of Asia Pacific, 2003

●研究分野・関心領域

・NPO/NGO/市民社会/ネティズンのガバナンス論

・ネットワーク社会論、コミュニケーション論

・アジアにおけるインターネットおよびブロードバンドの普及・発展プロセス

・アジア・途上国におけるインターネットおよびICTの普及政策

・インターネットガバナンス ・地域ネットワークの社会システムとしての成立原理とそのプロセス

●受 賞 1988年 ENA(Electronic Networking Association)より、グローバル・ネットワーキングづくりに貢献したとして、デビッド・ロデール賞。

1990年 韓国 Electronic Mail Pal (EMPAL)より、日韓ネットワーカーの交流親善に貢献したとして感謝盾。

1995年 電気通信普及財団より、『進化するネットワーク』(NTT出版1994)で、電気通信普及財団テレコム社会科学賞。

1996年 情報処理学会より、「インターネットの進化発展の意味」(『情報処理』1995年10月号)で、1996年ベストオーサー賞。

●参加した主な国際会議

Electronic Networking Association Symposium: Nov 1986, 1988, 1989, 1992 Washington DC, Philadelphia, Allentown, San Francisco

韓日PC通信セミナー 1989, Seoul

Pacific Asia Networking Forum 1990, Seoul

European Software Festival February, 1992, Munich

Harvard Conference on Internet and Society May 1996

Aspen Roundtable on International Telecommunication 1993 – 1998

APRICOT 1996 - 2008

Multimedia Asia Aug 1996, 1997 - 1999

Pan Asia Networking Conference, Ulaanbaatar, Mongolia, 1997

European Community Networking Conference, Barcelona 1998

Aspen Internet Policy Roundtable 1999, 2000

G8 DoT Force Meeting Cape Town, Sienna, Italy, 2001

Internet Cooperation for Assigned Names and Numbers (ICANN) Meetings: Boston, Singapore, Berlin, Santiago, Los Angels, Cairo, Yokohama, Melbourne, Marina del Rey, Stockholm, Montevideo, Marina del Rey, Accra, Bucharest, Shanghai, Montreal, Carthage, Rome, Mar del Plata, Luxembourg, Vancouver, Wellington, Marrakech, São Paulo, Lisbon, San Juan, Los Angeles, New Delhi, Paris

Internet Governance Forum (IGF) Meetings: Athens, Rio de Janeiro

投稿者 : 会津泉

所員紹介

[お知らせ] 2008-09-18 16:05:38

公文 俊平

所長・教授

  • 情報社会学会 会長
  • ハイパーネットワーク社会研究所 理事長

この研究所は、情報社会のさまざまな側面を学際的・総合的に研究することをめざして2004年に設立されたミニ研究所です。専任研究員は三人ですが、客員・共同研究員ほか多くの方々と共同して、多方面の研究活動を展開しています。

研究所としてとくに積極的に取り組んでいる研究テーマは、これからの情報社会でのインターネットのあり方と、グローバルな共働に立脚する「共発的近代」の展開です。

私自身は、これまでの一般システム研究の線上に「一般認識学」を構想し、その解説としての「智民のためのマニュアル」を書くためになるべく多くの時間を割きたいと考えています。その第一部「存在システムと論理学」は、やっと第一稿ができたところです。その後に、第二部「物質システムと物理学」、第三部「生命システムと生物学」、第四部「主体システムと社会学」と続けていく予定ですが、前途は遼遠、老残非才の身にどこまで行けるものやら見当もつきません。関心を同じくされる方々のご助力をぜひとも仰ぎたいと切望しています。

山内 康英

主任研究員、教授

会津 泉

主任研究員、教授
投稿者 : 会津泉

年頭のご挨拶--2008年にむけて

[会津泉] 2008-01-06 22:47:32

明けましておめでとうございます。皆様に年頭のご挨拶をお届けします。 (2008年1月6日)

今年もインターネットと社会の関係について市民・利用者の立場から研究・実践するという基本姿勢は変えずに、主として以下のテーマに取り組もうと考えます。

・インターネットガバナンス ICANNおよびインターネットガバナンスフォーラム(IGF)への参加を中心に、グローバルなネット社会のあり方についての探究を続けたいと思います。なかでも2010年頃と予想されるIPv4アドレスの枯渇への対応は重要と思います。また、IGFで採用された政府、産業界に市民社会が加わる「マルチステークホルダー」方式を日本でも本格的に実践することも重要と思います。  ただし、「業界内部」の問題だけでなく、地球環境、平和・安全、開発など、人類全体にかかわるより大きなテーマとネット社会との関連を考えて取り組むこと必要性を痛感し、新しい研究会の開催を考えたいと思っています。

・「ネット中立性(を超えて)」 昨年総務省のネット中立性懇談会に参加しことがきっかけで、向こう数年間、日本のネットワークをめぐる政策課題を、国際的な議論として展開するニーズが見えてきました。次世代ネットワーク(NGN)やインターネットの次の展開が鍵になると思います。

・セキュリティとモラル 情報社会の進展は、新たな課題を生んでいます。昨年のエストニアへのサイバー攻撃が示したように、情報セキュリティが国家の安全保障にも大きな影響を与える可能性が高まってきたと思われます。一方、学校やコミュニティ、中小企業などの現場で、情報セキュリティ対策を有効に推進するためには、一人ひとりの意識・態度(情報モラル)の啓発が必要と考えられます。これらについての研究・実践活動を進めていきます。

・IDマネジメント セキュリティの調査のなかから浮上してきたテーマで、情報社会の基礎単位として、デジタル化されたアイデンティティ(ID)をどう管理するかということが、政府、企業、そして個々人にとって、これからの重要な政策課題になると考えられ、なんらかの問題提起をしたいと思います。

投稿者 : 会津泉

ネット中立性懇談会報告書 英訳

[会津泉] 2007-12-10 20:09:03

総務省の「ネットワーク中立性に関する懇談会」が出した報告書の英文訳を当研究所で「自主制作」しましたここ (PDF) にあります。

これは、「ネット中立性」をめぐる議論を日本からグローバルに積極的に展開することが必要だと考え、、総務省にも相談のうえ行ったことです。今後国際会議の開催などにつなげていきたいと考えています。
(2007.12.10)

投稿者 : 会津泉

GLOCOMについて

[会津泉] 2007-04-11 23:52:06

1991年に設立された国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)には、設立当初より、兼任ではありましたが、さまざまな形でかかわってまいりましたが、この3月末をもって、「客員研究員」の職からも離れることにいたしました。
 長い間、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。ただ感謝です。
 
 今後は、財)ハイパーネットワーク社会研究所と、多摩大学情報社会学研究所の2つの研究所を拠点として、情報社会のあり方を掘り下げ、地域からグローバルな分野までの研究、実践、社会活動に邁進していきます。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

4月11日 会津泉

二伸
なお、株式会社アジアネットワーク研究所は、2006年6月をもって正式に閉鎖いたしました。
こちらも、前身のネットワーキングデザイン研究所(1986年設立)のときから、皆様には本当にお世話になりました。深謝です。

投稿者 : 会津泉

海外の情報セキュリティ

[会津泉] 2006-09-02 01:48:22

『情報化白書2006』に掲載された、海外の情報セキュリティ政策についての原稿です。

投稿者 : 会津泉

近代化再考:第3の局面と日本の近代化

[公文俊平] 2006-08-04 17:23:22

近代化再考:第3の局面迎えた日本の近代化
欧州文化と本格融合の可能性も 『正論』2006年7月8日

この数年、梅棹忠夫(文明の生態史観)、速水融(日本の勤勉革命)、川勝平太(文明の海洋史観)、渡辺京二(日本近世の起源)、笠谷和比古(武士道と日本型能力主義)などの議論に触れながら、近代化過程の意味の再解釈を試みてきた。その結果、次のような見方が可能ではないかと思うようになった。後半の部分はほとんど夢想ないし妄想にすぎないかもしれないが、とりあえず読者のご高覧に供したい。Download PDF file

投稿者 : 公文俊平

情報社会学会総会基調講演

[公文俊平] 2006-08-04 16:45:54

【情報社会学の諸側面】

『それでは「情報社会学」をどのような学問として規定することができるのだろうか。少なくとも次の三つの相互補完的なアプローチが容易に思い浮かぶ。その第一は、情報社会学を、「情報社会」全体を対象とする包括的・学際的な「学」、すなわち「情報社会・学」だとするアプローチである。その第二は、情報社会学を、より望ましい情報社会を設計し実現していくための「設計科学」(吉田民人)の一領域とみなすアプローチである。その第三は、情報社会学を伝統的な「認識科学」の一ディシプリンとみなすアプローチである。以下、その各々について簡単に説明してみたい。』

DownloadPDF

投稿者 : 公文俊平

主な研究分野・関心領域

[公文俊平] 2006-05-12 14:32:22

主な研究分野・関心領域
社会システム論
日本社会論
情報文明論

投稿者 : 公文俊平
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